会長挨拶

 令和4年4月より、前任の仲村会長を引き継がせていただき、神奈川県臨床細胞学会会長に就任致しました横浜市立大学附属病院産婦人科の宮城悦子です。コロナ禍はまだ収束の目途がたたず、社会が新型コロナウイルスとの共存を模索する中、本学会も中止されていた様々な活動を再開すべき重要な局面に入っています。就任にあたり、副会長にご就任いただいた、東海大学の梶原博先生と古田玲子先生とともに、会務を無事に遂行してまいりたいと思います。新体制の事務局は横浜市立大学附属病院病理部内に設置し、西尾由紀細胞検査士と産婦人科のルイズ横田奈朋医師に事務局業務をお願いしております。神奈川県臨床細胞学会の伝統である、医師と検査技師が互いに協力し、研鑽を積み共に高め合っていくというスピリッツを引き継ぎ、全力を尽くしていく所存です。
 本会の目的は、神奈川県における臨床細胞学の発展と普及を図ることです。いよいよ令和4年10月にはパシフィコ横浜において、第39回神奈川県臨床細胞学会学術集会・第36回関東臨床細胞学会学術集会を、第31回日本婦人科がん検診学会総会学術講演会と同時開催することになり、準備を進めております。できる限り、ライブでの学会開催を模索しておりますが、利便性も鑑み、オンデマンドコンテンツも準備する予定です。3学会の共通テーマは「科学的エビデンスと受診者ニーズを備えた細胞診・検診に向かって」としており、自分自身が細胞診専門医として産婦人科専門医として、長年突きつめて考えてきたことです。是非、同じ目標に向かって、多くの仲間が横浜に集うことが可能となればと願っております。
 今後は、本学会をさらに発展すべく、神奈川県臨床細胞学会会員の皆様のご協力、ご支援に加えて、ご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。